木の家 九度山の家01 木の家 九度山の家02 木の家 九度山の家03 木の家 九度山の家04

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「九度山の家」は、事務所にご婦人が二人で突然訪問されたのが始まりです。 古民家再生の「学文路の家」の工事を通りがかりに見られていて完成後に設計者を尋ねられ当事務所に来所された訳です。 ご希望は既存建物を一部残して、周辺環境と既存建物に調和する日本家屋を求められました。
 構造は杉材を使い「木構造現し工法」にして、単純なフォルムの木構造が醸し出す質実剛健な現代民家を
求めました。 むくり大屋根としたことで、二階小屋裏納戸も確保され、リビングもゆったりとした吹抜け空間を得て、建物を支える柱・梁の構造体と力格子、荒組障子・横繁障子のスタンダードな格子の組合せで空間を構成させています。 吹抜けリビング、ダイニングは床暖房を施しています。   平井憲一