古民家再生 農家の改修 榛原の家01 古民家再生 農家の改修 榛原の家02 古民家再生 農家の改修 榛原の家03

この農家は明治43年に建てられたもので、私の友人のグラフィックデザイナーのご家族3世帯同居を目的に購入された家を、再生したものです。 
改造前の建は傷みがひどく(一度、火災にも遭っている)、住居形態も昔の生活様式に根ざしたものであり、とても改造して住めるイメージは持てず不安をお持ちでしたが、限られた予算の中で、現代生活に過不足ない設備と、家族の集う場所と、個人のプライベート空間を確保して、心温まる円弧を描いた石積み、木、漆喰で日本家屋の伝統に従いつつも、障子には「紙」の代わりに「紗」を張り、階段なども彩色し、照明・家具なども日本的なモノを使用せず、古民家の持つ重々しさと暗さを払拭し、現代民家を模索しました。  平井憲一

■掲載誌:新建築1991年5月号・家庭画報 1992年4月号(全国に広がる古い家再生ネットワーク)・モダンリビング 1993年 No.86号掲載・木の家に暮らす 2003年3月号別冊
■読売新聞 1990年9月21日掲載 ・ 住宅流通新聞 1991年8月2日掲載 ・ 
古民家スタイルNo..3 掲載(2004年11月発売)